導入企業から|グループダイナミックス研究所のAIA(Adventures In Attitudes・心の冒険)は、社員教育や組織変革に有効な意識変革の研修プログラムです。内発的やる気を起こすことで積極的な心構えを強化し、より高い目標や志に向けて前進する力が湧いてきます。

マインドアップ

写真

写真

ャリア・チェンジに臨む従業員の自律心を養う

<A社の場合>
A社は、グループ企業従業員の研修等を目的として設立されました。グループ全体の人財育成のため、グローバル研修、経営幹部研修、階層・節目研修、営業研修から個別のカスタマイズ研修など多彩な研修の企画・運営、さらに人財採用支援・コンサルティングまで幅広いサービスを提供し、これからの企業を担う人財育成をサポートしています。今回は、同社におけるAIAコース導入とその現状などの概要について、同社キャリアプロデュース担当のエキスパートでAIAコーディネーターでもある研修ご担当者様にレポートしていただきました。
自律心を養うAIA
当社でのAIA導入歴は長いものがあります。私が入社した今から約20年前にも、既に社内に浸透していました。数多い研修の中でも比較的馴染みが深い方だと思います。私の所属する部門は、従業員がキャリア・チェンジする際の支援をする部門です。グループ内の人財流動化に伴い職種や職場が変わる際、あるいは変わる前の導入教育としてAIAを活用しています。AIA単独で実施することもあれば、長期教育の冒頭に入れることもあります。その場合は、その後の様々な研修に意欲的に取り組むことができるようになるための、いわば“地ならし”としての効果も期待できるからです。
研修担当者から見て、AIAは他の研修では得られないメリットがいろいろありますが、その第一は、参加者の自律心が大いに養われることです。新たな職場や仕事に従事する際、従業員は先の見えない不安や無力感に捉われた状態でいることも多いのです。「今までと違う仕事ができるだろうか」「これから自分はどのようになってしまうのだろう」といった具合です。

写真

写真

会社としては、このような不安を少しでも軽くした上で、「自分にはできる」「危機をチャンスに変える」といった積極的な姿勢に変化していくことを期待しています。その点、AIA研修は、積極的な心構えで臨む姿勢づくりに大きく役立っています。多角的で徹底したグループディスカッションを通して、全ての課題を参加者自らが考え、何らかの答えを導き出し、自分たちで発表する形式なので、コースそのものが参加者の自律を促しやすい構造になっているからでしょう。
つまり、単に正解を伝えたり、知識を付与するだけの「教育」ではなく、参加者各自の気付きを引き出し、積極的な思考を促し、潜在的な力を引き出す「啓育」であることがAIAの最も大きな魅力です。
総合的「人間力」を培う
第二は、参加者がいわゆるヒューマンスキル、総合的な人間力を培えることです。プログラムの内容・構成が良く工夫されていて、仕事や私生活など日常的な場面で遭遇する普遍的なテーマ、例えば聴く、伝える、説得する、問題を解決する、目標を立てる、自己を理解する、相手を理解する、信念を持つ、愛する・・・といった事柄を幅広く扱っています。各プロジェクトでそれらのテーマについて、参加者が総合的な人間力を培うための設問やロールプレイング、ゲームが非常にバランス良く組み立てられているのが優れた点だと思います。
実際、全員がグループリーダー役を経験するので、短い時間でメンバー全員の話を聴く力、意見をまとめる力、伝える力が身につきます。おかげで、発表が苦手な人も相当慣れます。また、長期研修の冒頭にAIAを実施すると、その後に行うコミュニケーション研修などの内容を最初に俯瞰することができ、なおかつ他の研修プログラムとの反発も少ないので、研修担当者としては大いに助かります。

写真

写真

第三は、参加者がげん氣になることです。出会いの棒によるグループのメンバー交替やディスカッションで内面まで語るプロジェクトが多いので、自然とメンバー全員と親しくなっていきます。初めは誰でも緊張していたのが1日目の後半、2日目、3日目になるにつれ、皆うちとけ、ディスカッションも非常に活発になっていきます。コーディネーターの目から見ても、参加者がげん氣よく挨拶するようになり、メンバーに一体感が生まれ、場の雰囲気がとても明るくなっていく様子がよくわかります。職場に戻ってからも社内の円滑なコミュニケーションに大いに効果が上がります。
導入効果について(参加者の声)
参加者の声として参加後のアンケートから、抜粋してみました。

・今まで受講した教育では教えていただく方が多く、このようにディスカッションの多い教育は初めての体験ですごく新鮮に感じた。これだけしゃべったのはめったにない事で少し気分がラクになっているように感じる。人の話を真剣に聴いたのも久しぶり。初日から充実した一日となった。

・自分の中に今まで気付かなかった長所があることに気付き、それを伸ばしていくことで自信につなげることが出来そうに感じた。また、短所については、それを掘り下げて見つめなおし、見方や考え方を変えればプラスの方向に転化させることができることを学び、短所と思い込んでいた劣等感を払拭できると感じた。

・忍耐力について学んだ。忍耐力といっても、ただ我慢するだけのものではない。「他人の行動に対して安易に判断を下さない」ことでもあり、「次のチャンスを待つ」ことでもある。忍耐力がつけられるよう努力していきたい。

・信念というのはそう簡単に固まるものではない。だからといってそれを得ることは不可能ではない。日々の営みに前向きに取り込んでいく中で形成されるものだ。信念がやる氣を生み、やる氣によって実行された行動が信念を強固なものにしていく。そのために自己宣言を有効に使っていきたい。

PageTop

グループダイナミックス研究所